BS・CSアンテナや、USBケーブル、LANケーブルを屋外へ通す際の最大の壁・・・文字通りの壁。
エアコン配管も無く、屋外へのアクセスは窓のみ、そんな環境での配線を考えてみます。
目次
窓サッシの水抜き穴を活用してみる
窓サッシメーカーによって構造は異なりますが、どの製品にも排水用の水抜き穴が搭載されているはずです。
水が通るということは、ケーブルも無理やり通せるのではないか?
ということで、検証してみました。
1つ目の窓
1つ目の窓で水抜き穴の場所を調べてみます。
これ!これが水抜き穴です。ここに水が溜まっても、排水出来るようになっている穴ですね。
外から見ると、サッシに穴が空いてますね。
ここにケーブルを通すために、プラのパーツを外して・・・経年劣化で粉々に砕けちゃいました。
はい、こんな感じで、細いケーブルなら通すことが出来ました。
窓を閉めても問題なし。
2つ目の窓
2つ目の窓はレール式の引き戸、強敵です。
水抜き穴が見当たらない・・・
この引戸の水抜き穴は、ここ。
レールに穴が空いています。
こんなところにケーブル通しても、引き戸に踏まれてしまうのでは・・・
こんな感じに通します。
はい、うまーい具合に、引き戸と干渉せず窓を閉めることが出来ました。
とはいえ、繰り返し窓を開閉すると、ケーブルが傷つきそう。。。
ケーブルは通せても、端子は通らない・・・
線一本だけ通すスキマがあったとしても、問題は端子が通らないこと。
これは、線を一度切断し、通してからハンダ付け等で再接続しかないですね。
アンテナ線の場合
細いアンテナ線を購入し、切断→半田等で再接続しましょう。
切断部はノイズ混入の原因になるので、ご注意を。4k放送は厳しいかもしれませんね・・・
USBケーブルの場合
安いUSB延長ケーブルを購入し、切断・はんだ付けしましょう。
USB2.0ケーブルは内部に4本ケーブルがあります。
USB3.0はオススメしません。配線が8本あるのと、ノイズの影響を受けやすいので難易度が高いです。
100v AC電源の場合
電源ケーブルは、やめましょう!
AC電源のケーブル改造は、電気工事士(二種)の資格が必要です。
ケーブル損傷による漏電・発熱・火災の危険性もありますので、工事してもらいましょう・・・・
こんな製品もあります。
頻繁に開閉しない窓であれば、窓枠のスキマに線を通す製品もあります。
開閉を繰り返すと、断線する予感・・・
■LANケーブル
※本製品はLANケーブルの規格を満たしていません。ノイズによる速度低下の可能性が高いです。用途によっては問題ないので、試して見る価値はあるけど。
■アンテナ線
コメント