在宅勤務中、室内なのに花粉症がひどい。職場よりも症状が強く出るので悩んでいたのですが、原因に気が付きました。
PCデスクの頭上に吸気口が!ここから外の花粉が放出・頭上に降り注いでいました。
これでは仕事にならないので、給気口にフィルタを取り付けることを決意。
目次
専用の花粉用フィルターを探してみるが・・・どれだ?
自宅の給気口はこれ。汚いですね。外から入り込んだ粉塵の影響で壁も黒ずんでしまってます。
この給気口、フィルターの取り付けができそうな構造をしているのですが…メーカー名・型番共に不明。適合するフィルターが分かりません。
かなり汚れていることもあり、給気口ごと交換することにしました。
社外品のフィルタも検討したのですが専用フィルタに比べると性能が落ちるようです。
吸気口の交換ができない場合はこちらを使用しましょう。
【補足】吸気口の交換をせずにフィルターを取り付けたい場合
給気口のメーカーが分かれば、メーカーサイトから適合するフィルターを調べることができます。
吸気口の仕様によってはフィルター取り付けに対応してないものもあります。
メーカー・型番が不明な場合は・・・各メーカーサイトで製品画像から調べましょう。
ただし、見た目が同じでも仕様が異なる製品があります。
下記は代表的な給気口製造メーカーです。
■ユニックス
ユニックスストア
■バクマ工業
バクマ工業 | 製品検索
■宇佐美工業
宇佐美工業 | 製品カタログ 内壁換気口
■西邦工業
西邦工業 | 室内用換気口
■神栄ホームクリエイト
神栄ホームクリエイト|換気口部品
■ナスタ
株式会社ナスタ | 壁用 | 製品情報
給気口の交換を決意。まずは内径を計測
吸気口のサイズは基本的に7.5cm(75φ)・10cm(100φ)・15cm(150φ)の3種類が主流かと思います。壁内部の塩ビパイプのサイズに合わせて作られています。
自宅の給気口を外しパイプの内径を測ったところ、約15cmでした。
ユニックス 角形レジスター KRP-BWを購入
吸気口はメーカー各社販売していますが、購入の際は寸法にご注意ください。
内径は合っていても、壁内の奥行きが短く取り付けできないケースがあります。
メーカーサイトで製品データが確認できます。
角型レジスターKRP-150BWFH
今回はユニックスの角形レジスター KRP 150BWFHを購入しました。
KRP 150BWの不織布フィルター付きモデルです。
取り付けるとこんな感じ。スッキリしたデザインです。
フェイス部中央をプッシュすると段階的に風量調整が行えます。
付属の不織布フィルターを取り付け。
こちらのフィルタはメーカーサイトによると粗塵・花粉対策になるとのこと。隙間が大きいので花粉の効果は限定的かも。
KRP150専用 花粉/DEP対策フィルタ TF150A-KRP
KRP 150シリーズを選んだ理由は、別売りの花粉/DEP(ディーゼル排気粒子)対策フィルタの性能が良いから。
TF-A-KRP 静電フィルター(花粉・PM2.5対策) | 株式会社ユニックス
不織布フィルタ:捕集効率 60%(質量法/JIS 15種)
花粉/DEP対策フィルタ:捕集効率 95%(質量法/JIS 15種)・PM2.5:50%(計数法/0.5μm)
ジャバラ状にすることにより、フィルタ面積を増やしています。
こちらのフィルタは静電フィルタで水洗いはできません。
6ヵ月ごとの交換が推奨されています。
フィルタを取り付けるとこんな感じ。隙間なくピッタリハマります。
ユニックス KRP-BWシリーズの種類について
KRP-BWシリーズは付属オプション別に複数販売されています。
給気口の本体は同じ寸法です。
型式一覧についてはユニックス公式サイトをご覧ください。
※KRPで検索してください。
換気口製品検索 – 型式・キーワードで探す – | 株式会社ユニックス
花粉フィルターと不織布フィルター・メッシュフィルタは同時に取り付けられません。
花粉シーズン以外は不織布フィルター・メッシュフィルタを取り付けるのもありですね。
不織布フィルター:水洗いは3~5回可能(粗塵・花粉対策)
メッシュフィルタ:水洗い可能(虫や大きなゴミ対策)
断熱シート・遮音シートは風量調整板を完全に締めた場合に効果を発揮します。
24時間換気で開放している場合は不要かと思います。
給気口の交換手順
交換手順を簡単に解説(KRPシリーズの場合)。
詳細な取り付け手順はメーカーサイトの取扱説明書をご覧ください。
KRP-BWシリーズ工事店用09_191202(PDF)
給気口を取り外します。基本的には引き抜くだけで取り外しが可能。
ですが接着剤で固定されていたようで、かなり力を入れて取り外しました。
ソフトパッキン(クッション材)を貼り付けます。こちらは両面テープになっています。
給気口本体を差し込み、花粉フィルタを取り付けます。
風量調整板を取り付け、完了。
作業自体は簡単ですね。古い給気口を取り外すのが一番大変です。
効果は抜群!
花粉・DEP対策フィルタの効果は抜群。今までは吸気口から降り注ぐ花粉で目が痛かったのですが、取り付け後は症状がかなり緩和されました。
また、給気口近くに積もる砂埃のようなものも減りました。
ちなみに、取り付けから2週間後のフィルタはこんな感じ。
真っ白だったフィルタが黒ずんでいます。今までこれを頭上から浴びていたのか…ゾッとしますね。
ちなみに、この状態でも問題なく空気は通ります。
メーカーは交換時期は6ヶ月毎とのことですが、車の通りが多く粉塵の多い環境なので、3ヶ月に一度交換しようかな…
吸気量の低下・メンテナンスに注意
フィルター付き給気口に交換する際の注意点ですが、フィルターなしと比べると吸気量が大きく減ります。
私の環境では、台所の換気扇を強運転すると玄関ドアが開閉しづらくなりました。
また、高性能なフィルターは長期間の使用で目詰りします。必ず定期的に清掃・フィルター交換をしてください。
換気量が著しく低下した場合、健康を害する可能性があります。
今回購入したフィルタは静電フィルタのため水洗いができません。基本的に高性能なフィルタは水洗い不可になります。
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