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JQuakeをDM-D.S.Sに接続、最速で地震速報を受信する手順

JQuakeをDM-D.S.Sに接続、最速で地震速報を受信する手順
JQuakeがデータ取得元として利用している防災科学技術研究所(NIED)の強震モニタの利用規約が改定されました。
緊急地震速報の取得にはDM-D.S.Sの接続が必要となりました。
Project DM-D.S.S – JQuake

JQuakeがProject DM-D.S.S(DMDATA.JP)に対応、個人利用では最速クラスで地震速報を受信できるようになりました。
DM-D.S.Sの契約・接続手順を解説します。

※Windowsでの手順です。
※JQuake・DM-D.S.Sの仕様変更により、手順が変更となる可能性があります。

JQuakeのDM-D.S.S対応については、下記をご覧ください。
Project DM-D.S.S – JQuake

JQuakeのインストール・アップデート・設定手順については別記事で解説しています。

JQuakeでは高度利用者向け緊急地震速報を扱います。
緊急地震速報の特性・技術的限界を理解した上でご利用ください。緊急地震速報の仕組み上、揺れの到達に緊急地震速報が間に合わない場合があります。詳しくは気象庁のサイトをご覧ください。
気象庁|緊急地震速報|緊急地震速報についてよきせぬ不具合・誤作動が発生する場合があります。自己責任でご利用ください。

JQuakeはDM-D.S.S無しでも無料で利用できます

JQuakeでは2022年9月現在、防災科学技術研究所(NIED)のデータを利用し、無料で地震速報を表示することが出来ます。

JQuakeは無料で利用できますが、緊急地震速報のリアルタイム表示はDM-D.S.Sの契約が必須です。

DM-D.S.Sの契約がない場合、緊急地震速報の表示はできません。
各地点の震度(色表示)、過去の地震情報、JQuakeの揺れ検知機能は無料で利用できます。

DM-D.S.Sについて

JQuakeをDM-D.S.S(有料)に接続することにより、気象庁発信の緊急地震速報を個人利用では最速クラスで受信することが出来ます。

※防災科学技術研究所(NIED)のデータは、利用者増加?配信の仕組み上、遅延が発生します。
大きな地震になるほど、遅延が大きいようです。
遅延については、JQuake公式サイトが詳しいです。
Project DM-D.S.S – JQuake

DM-D.S.Sで地震情報を受信する場合、通常は下記の利用料金が必要です。
緊急地震(予報):1,650円/月
緊急地震(警報):440円円/月

ですが、JQuake専用プランとして、なんと550円/月で利用が可能になりました!
緊急地震速報を受信できるソフトは有料・無料で多数ありますが、DM-D.S.S経由で受信する情報は個人向けでは国内最速レベルで配信されます。契約する価値はあると思います。

個人的には、550円で配信していただけるのは大変ありがたい。
ですが、個人で開発しているソフトはJQuakeだけではありません。DM-D.S.S対応のソフトは他にもあります。
KyoshinEewViewer for ingen
QuarogJQuakeは大変素晴らしいソフトですが、JQuake一強になるのは面白くない。
JQuake以外のソフトも専用プランが用意されることを期待します。
※そのためにはProject DM-D.S.Sが採算取れるくらい契約者が増える必要があるので、皆さん契約して…

JQuakeの初期設定

DM-D.S.Sを利用する前に、JQuakeの初期設定を終わらせてください。

必ず最新版のJQuakeを利用してください。JQuake1.8.4以前は強震モニタの利用規約改定に対応していません。
旧版のJQuakeを利用すると、情報提供元の防災科学技術研究所だけではなくJQuake作者にも迷惑がかかります。
JQuake1.8.4以前の利用は控えるよう、作者からアナウンスが出ています。

【非公式】JQuakeのインストール・設定手順、使い方を解説 - JQuakeアップデート手順

【ステップ1】DM-D.S.Sアカウント作成

JQuake設定内のProject DM-DSSタブ
JQuake設定のProject DM-D.S.Sタブ内にある【Project DM-D.S.Sのアカウントを作成する】を開きます。
DM-D.S.S – サインアップ

 

DM-DSSアカウント登録
メールアドレス・パスワード・利用地域を入力し、登録します。

 

アカウント有効化

メールが届くので、記載のURLを開きアカウントを有効化します。

 

DM-DSSログイン

念のため、DM-D.S.Sにログインできるか確認しておきましょう。

【ステップ2】DM-D.S.SとJQuakeの連携

アカウントとJQuakeを連携する

Project DM-D.S.Sタブ内にある【アカウントとJQuakeを連携する】を開きます。

 

JQuakeとDM-DSS連携

【認可】を押します。

 

連携完了

このメッセージが表示されたら連携完了です。
※ページを閉じてOK

DM-D.S.SとJQuakeの連携完了

DM-D.S.SとJQuakeの連携が完了すると、JQuakeのステップ1・ステップ2が完了と表示されます。

 

ファイヤーウォール

Windows DefenderのファイヤーウォールがJQuake-DM-D.S.S間の通信をブロックする可能性があります。
上記メッセージが表示されたら「アクセスを許可」してください。
※使用しているOSのバージョン・ウイルス対策ソフトによっては表示が異なる場合があります。
場合によっては、手動でファイヤーウォールの例外設定をする必要があるかも。

【ステップ3-1】DM-D.S.Sで支払情報入力・入金

DM-D.S.Sの有料サービスですが、事前にDiMisへ残高チャージする必要があります。
また、クレジットカードを登録すれば残高不足の際に自動チャージも出来ます。
※チャージしたDiMisは返金できません。

DM-D.S.Sにアクセスします。
コントロールパネル | DM-D.S.S.

DiMisチャージ残高

【DiMisチャージ残高】を開きます。

 

DiMis残高チャージ

下記の手段で残高チャージできます。
・クレジットカード(手数料無し)
・コンビニ(手数料190円)
・銀行振込(振込手数料は利用者負担)
・PayPal(手数料50円)
※すべて最低1000円からチャージ可能。JQuake専用プランは550円/月なので、微妙に使いづらいですね。

DM-D.S.Sのクレジットカード決済はPAY.JPを使用しており、安心して利用できます。
残高不足の際に自動チャージが出来るので、クレジットカードを登録することをオススメします。

クレカ登録

クレジットカード登録は上記から。

 

DiMisチャージ完了

チャージが完了すると、DiMis残高に反映されます。

【ステップ3-2】DM-D.S.SでJQuake専用プラン契約

DM-D.S.Sは料金の日割りはありません
新規契約・継続利用時の決済スケジュールは公式サイトをご覧ください。
支払方法について | DMDATA.JP

「JQuake専用プラン」を契約する

Project DM-D.S.Sタブ内にある【「JQuake専用プラン」を契約する】を開きます。
※「JQuake専用プラン」はここからアクセスしないと出てこないかも。

 

JQuake専用プランへ契約

【契約を開始】します。
※残高不足の場合は契約できません。
事前にチャージするか、クレジットカードを登録してください。

 

JQuake専用プラン反映

契約を開始し、しばらく待つとJQuake側に反映されます。

 

JQuake DM-DSS接続中

DM-D.S.SとJQuakeが正常に接続されると、緑の稲妻アイコンが表示されます。

お疲れ様でした!

DM-D.S.Sの契約状況・終了

DM-DSS契約状況・解約
DM-D.S.Sの契約情報は、DM-D.S.Sの「コントロールパネル」→「防災情報(気象庁)」から確認できます。
コントロールパネル | DM-D.S.S.

利用終了(解約)する場合は「終了」を押してください。

DM-D.S.S連携したJQuakeの複数起動について

DM-D.S.SのJQuake専用プランは、JQuakeを1つのみ連携できます。

私は自宅のPCでJQuakeを稼働、職場で使用するPCでもJQuakeを使用しています。
複数PC同時・もしくは片方ずつJQuakeを使用した場合の挙動について検証します。

アカウントの共有行為は利用規約違反となりますのでご注意ください。

【検証】JQuake専用プランでJQuakeを複数PCで起動してみる

自宅PCでJQuakeを起動中に、職場PCでJQuakeを起動してみます。

JQuake同時利用

DM-DSS接続台数超過で、エラーが出ました。
このエラー、JQuakeがDM-D.S.Sを接続試行するたびに表示されます。

なお、自宅PCのJQuakeを終了させると、職場PCのJQuakeでDM-D.S.S接続が出来ました。
DM-D.S.Sへ接続中のJQuakeが優先されるようですね。

複数PCでJQuakeを使用する場合の運用は下記3つ
・1台目のJQuakeを終了してから、2台目PCのJQuakeを起動する
・片方のPCのJQuakeだけDM-D.S.S接続する
・同時接続+2(110円/月)を契約する

JQuake専用プランに110円追加すると、3台同時利用可能!

自宅PCでJQuakeを稼働させたままだと、職場PCでJQuakeがエラー出すので不便・・・
ということで、同時接続+2のプランを追加契約します。

WebSocket同時接続数+2

DM-D.S.Sの「コントロールパネル」→「防災情報(気象庁)」から、WebSocket同時接続数+2を追加契約すると、3台同時にJQuakeのDM-D.S.S連携ができます。
110円/月なのがありがたい。
コントロールパネル | DM-D.S.S.

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