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【レビュー】CMRで8TBのHDD、WD80EAZZを購入しました

5.0

SynologyのDiskStation DS220jで大容量NASを組むために、8TBの大容量HDD WD80EAZZ 8TB SATA600 5640を2本購入したのでレビュー。

大容量で低価格のHDDだと、書き込み速度の低下が発生するSMR方式のHDDが多いです。
ですが、WD80EAZZは8TBなのにCMR方式です。

WD80EAZZ 8TBのスペック

容量

インターフェース

フォームファクター

キャッシュサイズ

Disk Speed (RPM)

記録方式

8 TB

SATA

3.5 Inch

128 MB

5640rpm

CMR

ディスクの回転数は5640rpm。7,200rpmのHDDと比べて消費電力や発熱を抑えたモデルですね。
そのぶん転送速度も落ちますが、倉庫用のHDDとしては問題ないでしょう。
※7,200rpmとの比較は一般論です。

そして、記録方式はCMR!素晴らしい。

なお、この情報はWestern Digitalの製品情報ページで確認できます。

WD80EAZZ 8TB | Western Digital

 

WD80EAZZとWD80EAZZ-ECの違い

WD80EAZZは流通ルート別に2つの種類があります。
WD80EAZZとWD80EAZZ-ECです。

-ECはAmazonなどの通販サイト向け製品になります。
HDD自体は同じものになりますが、パッケージ・緩衝材が異なります。

WD80EAZZは外装・緩衝材共にダンボール製。
WD80EAZZ-ECの外装はダンボールですが、内装がエアクッション(プチプチ)になります。

今回はNTT-Xで購入し、製品ページはWD80EAZZでしたが、実際に届いたのはWD80EAZZ-ECでした。販売サイトによっては特に区別をしていないようですね。

価格が同じなら、緩衝材がエアクッションのWD80EAZZ-ECをおすすめします。

WD80EAZZはCMRだが、WD60EZAZはSMRなので注意!

8TBでCMRのWD80EAZZですが、同じくWD Blueシリーズで似た型番の6TB WD60EZAZはSMRになります。ご注意ください。

 

WD80EAZZのパッケージ・外観

HDDの外観なんて、正直気にする人は少ないと思いますが・・・
※今回購入したのは緩衝材がエアクッションのWD80EAZZ-ECです。

WD80EAZZのパッケージ

外箱。

 

WD80EAZZの緩衝材

緩衝材はエアクッションでした。

 

WD80EAZZの内容物

HDDは帯電防止袋に入っています。これはどのHDDでも同じですね。
また代理店CFDの保証書も入っていました。

保証ですが、CFD販売の保証が1年間、WesternDigitalの保証が2年間付いています。
購入から1年間はCFD販売で保証、それ以降はWesternDigitalで保証が受けられます。
サポート窓口案内 | CFD販売株式会社 CFD Sales INC.

WDの保証期間
なお、WesternDigitalでシリアルをもとに保証期間をチェックしたところ、2025年1月12日まででした。
HDDを購入したのが2022年1月10日なので、3年の保証がありますね。おそらく余裕を持った保証期間になっているのでしょう。
Warranty Status | WD Support

WD80EAZZの外観
外観の写真を取り忘れたので、DS220j取り付け後になります。
ネジ穴は片側3点です。

WD80EAZZのベンチマーク

測定条件

N54L
HP Microserver N54Lの内蔵SATAポートに「WD80EAZZ 8TB」を取り付け、測定します。
あまりスペックの高いPCではありませんが、HDDの速度計測であれば問題ないでしょう。

なお、HDDには一切のデータを入れていない状態です。購入してすぐ、一番速度が出るときですね。

CrystalDiskMarkでベンチマーク

おなじみのCrystalDiskMarkで測定します。

WD80EAZZ 8TBのベンチマーク[Read]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 215.757 MB/s [ 205.8 IOPS] < 38695.20 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 201.314 MB/s [ 192.0 IOPS] < 5200.47 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 1.798 MB/s [ 439.0 IOPS] < 71277.11 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 0.500 MB/s [ 122.1 IOPS] < 8132.08 us>[Write]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 210.554 MB/s [ 200.8 IOPS] < 39349.90 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 185.804 MB/s [ 177.2 IOPS] < 5622.78 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 2.236 MB/s [ 545.9 IOPS] < 54448.35 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 2.089 MB/s [ 510.0 IOPS] < 1928.64 us>
読み込み215MB/s、書き込み210MB/sでした。
回転数5640rpmの倉庫用HDDとしては、十分な速度が出ています。

HD Tune Proでベンチマーク

HDDの外周と内周の速度を測定できるHD Tune Proで測定。
※HDDは内周より外周のほうが速度が早いです。プラッタが一周するときの情報量が外側のほうが多いですからね。
HDDの使用容量が増えていくと速度が下がる原因が、これです。

HD Tuneでベンチマーク

クリックで拡大します

WD80EAZZをNAS(DS220j)で使用した場合のベンチマーク

測定条件

Synologyの NAS、DS220jに「WD80EAZZ 8TB」を2本、RAID1設定にしたもので速度を測定します。

SynologyではNASへ取り付けるHDDの互換リストを公開しています。
問題なく利用できるHDDを一覧化しているわけですね。残念ながら2022年1月15日時点で、適合・非適合ともに記載がありません。
Synology 製品互換リスト DS220j

DS220j測定環境
PC側LANポート・スイッチは1000BASE-T(1Gbps)の有線ギガビットLAN環境です。
DS220jのLANポートも1000BASE-Tです。

NASの使用状況
測定用のWindowsPCは常駐ソフトが稼働しています。また、HDDには4TB程度のデータを入れています。ここは速度が下がる要因になりますね。

通信速度1Gbpsをファイル転送速度の単位Mb/sに変換すると、125MB/sとなります。
理論上、ギガビットLAN環境では125MB/sが最速となります。1Gbpsは125MBs

CrystalDiskMarkでベンチマーク

CrystalDiskMarkでベンチマークした結果が以下になります。

CrystalDiskMarkでDS220jを測定[Read]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 118.305 MB/s [ 112.8 IOPS] < 70312.82 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 110.424 MB/s [ 105.3 IOPS] < 9476.57 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 3.640 MB/s [ 888.7 IOPS] < 35196.94 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 5.738 MB/s [ 1400.9 IOPS] < 712.42 us>[Write]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 117.320 MB/s [ 111.9 IOPS] < 70724.70 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 107.078 MB/s [ 102.1 IOPS] < 9782.17 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 9.029 MB/s [ 2204.3 IOPS] < 13864.53 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 3.285 MB/s [ 802.0 IOPS] < 1218.53 us>

読み込み118MB/s、書き込み117MB/s。
ギガビットLAN環境で出せる通信速度は最高で125MB/sなので、かなり良い結果が出ました。

 

968Mbpsを確認

測定PC側のスループットを確認したところ、1Gbpsの帯域を使い切っている状態です。
HDDの性能ではなく、LAN環境がネックになっていますね。

「WD80EAZZ 8TB」は、ギガビットLAN環境では十分な性能を有していることが確認できました。

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