ワイモバイルへのMNP(乗り換え)により端末価格1円でゲットした「Libero 5G II」を楽天モバイルで使う方法を解説します。
対応バンドの問題・VoLTEが有効化出来ないなど、楽天モバイルで使用するには問題もあります。
注意点も解説しますので、理解した上でご利用ください。
OSアップデート・楽天モバイルの仕様変更で利用できなくなる可能性があります。
「Libero 5G II」のレビューは以下から。
目次
【注意①】「Libero 5G II」の対応バンドに注意
「Libero 5G II」は対応周波数が少なく、楽天モバイルで使用すると場所によっては圏外になる可能性があります。
4G対応バンド
楽天モバイルの4Gバンドは以下の2つです。
・バンド3(1.7Ghz) 楽天回線
・バンド18(800Mhz) パートナー回線
バンド3は楽天モバイル自社回線で、データ利用し放題です。エリア構築中で利用できるエリアが限られます。
バンド18はauから借りている回線で、日本全国で通信できます。
「Libero 5G II」の4G対応バンドは1/2/3/8/41/42。
パートナー回線のバンド18に対応していません。
東京都ではパートナー回線から楽天回線に切替完了しています。
また、その他の地域でも楽天回線への切り替えが進んでいます。
⇒パートナー回線エリアから楽天回線エリアへの切り替えについて
ですが、やはり地域によってはパートナー回線が無いと圏外が多発する可能性があります。
楽天回線エリアについては、エリアマップから確認出来ます。
濃いピンクが楽天回線エリアです。
※薄いピンクのパートナー回線エリアでは、「Libero 5G II」では通信できません。
⇒サービスエリア
5G対応バンド
「Libero 5G II」は楽天回線5G sub6エリアのバンドであるn77に対応しています。
黄色のエリアで5G通信できるはずです(未確認)。
⇒サービスエリア
【注意②】「Libero 5G II」はVoLTEを有効化出来ない
「Libero 5G II」では楽天モバイル回線でVoLTEを有効化出来ないので、標準の電話アプリで発信・着信が出来ません。
ですが、データ通信を使用するRakuten Linkアプリであれば発着信が可能です。
ですがデータ通信を使用するため、状況により通話品質が悪くなる場合があります。
110や119の緊急通報・ナビダイヤルなどの一部の通話は、標準の電話アプリで発信・着信となります。
つまり、Rakuten Linkでしか発着信できない「Libero 5G II」では一部の番号への発着信が出来ません。対象の番号は下記から確認してください。
⇒Rakuten Linkで発信しようとした際、標準の電話アプリが起動して発信されます
【手順①】「Libero 5G II」に楽天モバイルSIM(eSIM)をセット
「Libero 5G II」に楽天モバイルのSIMをセットします。
※SIMスロットを抜く前に電源を切りましょう。
eSIMを利用できることも確認しました。
※【設定】⇒【モバイルネットワーク】⇒【モバイルデータ】からQRコード読み取りで追加可能です。
ワイモバイル物理SIM・楽天モバイルeSIMのデュアルSIMも利用出来ます。
SIMをセットすると、楽天モバイルの電波を掴みます。
また、楽天モバイルのAPNも自動的に設定されます。
※【設定】⇒【モバイルネットワーク】⇒【Rakuten】⇒【アクセスポイント名】
APNが自動設定されない場合は、下記を参考に手動で設定してください。
⇒他社で利用していた製品でAPN設定をしたい
ですが、この時点では通信ができません。
【手順②】優先ネットワークを4G・5Gに固定
楽天回線動作保証外のスマホで通信させるテクニックとして、通信回線を4G・5Gに固定する方法があります。
楽天モバイルが使用しない2G・3Gを無効化する設定に変更します。
設定画面から変更できれば楽なのですが、4G・5Gのみの設定には出来ません。
※【設定】⇒【モバイルネットワーク】⇒【Rakuten】⇒【優先ネットワークの種類】
Force LTE Only (4G/5G)をインストール
4G・5Gのみに設定するには、特殊な設定メニューを開く必要があります。
この設定を開くことが出来るアプリは複数ありますが、今回は「Force LTE Only (4G/5G)」を使用します。
「Force LTE Only (4G/5G)」は下記からインストールできます。
⇒Force LTE Only (4G/5G) – Google Play のアプリ
Force LTE Only (4G/5G)で設定
Force LTE Only (4G/5G)をインストールしたら、起動しましょう。
利用規約に同意します。
【METHOD2: (ANDROID11+)】を開きます。
【現在のネットワーク:Rakuten】になっていることを確認してください。
※デュアルSIMの場合は切り替えが必要かもしれません。【スマートフォンのインデックスを選択】でSIMを変更してください。
【優先ネットワークの種類を設定】を、「NR/LTE」に変更してください。
NR/LTEに変更することにより、優先ネットワークが5G・4Gに変更されます。
通信できない場合は、スマホを再起動してください。
【手順③】Rakuten Linkをインストール・初期設定
「Libero 5G II」は楽天モバイルでVoLTE有効化が出来ません。そのため標準の通話アプリが利用できません。
ですが、Rakuten Linkアプリであれば発着信が可能です。
下記より、Rakuten Linkアプリをインストールしてください。
⇒Rakuten Link – Google Play のアプリ
Rakuten Linkの初期設定は通常どおりです。
画面の指示に従い設定してください。
VoLTE有効化について(出来ません)
VoLTE有効化をするために色々試してみました。「Libero 5G II」はワイモバイル回線でVoLTEが利用できます。VoLTE自体は利用できるはずなんです。
いろいろ試した結論として、ZTE・もしくはワイモバイルの意向によりVoLTE設定メニューが無効化されているようです。
設定から有効化
設定からVoLTEを有効化しようとしましたが、楽天モバイルのSIMを挿すとVoLTE設定が表示されません。
※【設定】⇒【モバイルネットワーク】⇒【Rakuten】
ワイモバイルSIMか否かで動作を変えているようですね。
Force LTE Only (4G/5G)で設定
Force LTE Only (4G/5G)でVoLTE設定を有効化しようとしましたが、グレーアウトしていて変更できませんでした。
MTK Engineering Modeで設定
「Libero 5G II」はMediaTekのSoCであるDimensity 700を搭載しています。
MediaTekのSoCでは隠しメニューの「MTK Engineering Mode」からVoLTEを有効化出来ます。
「MTK Engineering Mode」は電話アプリで「*#*#3646633#*#*」を打ち込めば開けるのですが・・・開きませんでした。
また、「MTK Engineering Mode」というアプリからも開くことが出来るのですが、ダメでした。
どうも無効化されているようですね・・・
コメント
とても参考になりました。
SMS利用はできませんよね?
ご回答頂けたら、幸いです。
SMSについて、「Libero 5G II」を手放してしまったので、検証ができません。
※すべて憶測です!
VoLTE非対応機種では、メッセージアプリでSMSが送受信は出来ない可能性大。
ただし、楽天LinkであればSMS送受信ができるはずです。
楽天Linkの初期設定でSMSの認証が必要なので、別途楽天モバイル対応端末が必要と思われます。
参考:https://ameblo.jp/todo440/entry-12692852619.html
記事に記載していなかったので手が空いたら追記します。検証中にこんな面倒なことした記憶ないのですが・・・
いや、VoLTE無効でもSMS受信出来るような気もする・・・
価格.comの該当スレで質問したほうが良さそうです。
https://bbs.kakaku.com/bbs/J0000037160/SortID=24527061/
はじめまして。
HIROKIと申します。
LIBERO IIIでも楽天リンクは使えますでしょうか?