コロナ 窓用エアコンCW-1616を詳しくレビュー

窓用エアコンを買いました。
コロナのCW-1616です。Amazonは本当になんでも売っていますね…

現在、ほとんど機能・デザインが同じCW-1619が販売されています。
この記事はCW-1616のレビューですが、CW-1619の参考にもなると思います。窓用エアコンはまったく技術革新しない製品なんですね・・・

窓用エアコンはあまりネットにレビューが無く、音もうるさいとか…購入前に知っておくべきことも含め、長々と書いてみました。

ちなみに、私は購入して満足です。室外機の置けない部屋なので選択肢は窓用エアコンしかありませんし、やはり冷風が出るってのは素晴らしい。
しかし、普通の壁掛けエアコンを取り付けられる環境であれば、迷わず壁掛けエアコンを買います。迷っている人は、窓用エアコンの構造上のデメリットを知ったうえで買って欲しいです。

窓用エアコンで知っておいてほしいこと

窓用エアコンの一番のポイントは、室外機が無いことです。これは、室外機の機能がエアコン背面（外側）に搭載されているからなのです。

通常のエアコンのしくみ

通常のエアコンの仕組みは以下が参考になります
http://www.clover-house-service.com/aircon4.htm

室外機のコンプレッサー、これが一番の騒音になります。普通のエアコンではコンプレッサーは屋外機に搭載されてます。

窓用エアコンのしくみ

窓用エアコンの場合、室内機と室外機が一体型になります。
結果的に、騒音源であるコンプレッサーが室内にあるので、室内に騒音が・・・

※コンプレッサーで冷媒を圧縮してから排熱なので、上記の画像は間違ってますね。
　作り直すのめんどくさいからそのまま。

また、背面（外側）から温風が出ます。室内から回収した熱です。これはつまり、窓用エアコン接地部分の窓は開けている必要があるのです。窓を閉めて運転したら全く冷えません。もちろん使用しない時は窓を締めることも出来ます。

背面はこんな感じ

CW-1616シリーズの兄弟機

コロナのCW-1616には、基本機能は同じでも付加機能の有無で複数の機種が存在します。いわゆる「家電量販店向け商品」で、店舗によって購入できる製品が番うんですね。これはネット特価での値崩れを防ぐ意味があるのだと思います。

詳しくはコロナHPで。冷房能力が少し高いシリーズ（CW-1816）や暖房機能付き（CWH-A1816）もあります。
コロナ:ウインドエアコンシリーズ

CW-A1616

換気機能とマイナスイオン発生機能付き。換気って、窓用エアコンは構造上、スキマ風が漏れるから意味無いのでは…マイナスイオンも、疑似科学だと私は思っている。
Amazonで購入出来ます。ちょっと良い値段。

CW-F1616（家電量販店向け商品）

脱臭フィルターが搭載されています。家電量販店（ネット含む）のみで購入できる商品で、値下げされず…

CW-1616（ホームセンター向け商品）

付加機能のついていない、シンプルかつ一番安いモデル。私は今回こちらを購入しました。正直、付加機能にあまり興味が無いのです。1万円以上差があるとちょっとねえ…ホームセンター向け商品とのことですが、Amazonにて普通に購入できます。
⇒CW-1616-WS コロナCORONA 窓用エアコン CW-F1616WSの一般ルート向けモデル

開封・取り付け

外箱。ぎっくり腰の心配がなければ、一人で持てるサイズ・重量です。

窓枠は窓の高さに合わせて伸び縮みします。高さ77cm～140cmで設置可能。140cm～190cmの場合は、テラス窓用取付枠を購入すれば設置可能。

付属品。説明書に加え、取り付けマニュアルもあります。

取り付けには、プラスドライバーとハサミ（カッター）、巻き尺が必要です。

HPには30分で取り付け出来ると書いてありましたが、窓枠の構造と組立工程を理解していればたしかに30分でも可能かなと。逆に初めてであれば、1時間以上かかります。難易度はそこそこ。取扱説明書を理解できる人であれば、問題はないかと。

本体を持ち上げて窓枠に取り付けるときは、重量があるので二人で作業する方がいいです。ぎっくり腰になりそう。私は一人で作業しましたが。

窓枠形状は事前に調べて、取扱説明書で取付方法を確認することをオススメします。
コロナ:ウインドエアコンの取り付け方
※アルミ製窓aのように、立ち上がりが10mm以上あれば穴あけ不要ですが、それ以外の窓はネジを上2本・下2本の計4本打つ必要があります。
私の場合は、立ち上がりそのものが無いのでネジを打ちました。

この金具を上下に付けます。まあ、ネジ穴は木屑混ぜたボンドで埋めとけば退去時にもバレないはず。

取り付け工程はまた別の記事で詳しく書く予定…

デザイン

まあデザインは悪くはないですよね。でもお洒落ではないですもちろん。

しかし、窓から出っ張るから主張はしますね。

吹き出し口が右というのは、部屋や窓の位置の関係で不都合が出る可能性もあります。まあどのメーカーも右吹き出しなのでしょうがないけど。

パネルを外すと、リモコン収納ポケットが有ります。オフシーズンはここにリモコンを収納できる。

操作性（リモコン）

必要最低限のリモコン。まあ操作はもちろん簡単ですね。

タイマーはOFFが1～12時間、ONも1～12時間の1時間刻みで選べます。タイマー使用時は本体タイマーランプが点灯。

ちなみに本体の電源ボタンを押すと自動運転になります。

冷房性能

これは狭い部屋ならよく冷えます。ちゃんと冷たい風が出ます。感動です。6畳鉄筋コンクリート造で使用。

この製品（というより壁掛けエアコン全て）は、電源が50Hz地方と60Hz地方で冷房能力が変わります。
50Hz 能力1.4kW
60Hz 能力1.6kW
私は50Hz地方での使用ですがよく冷えます。西日本の60Hzで使用すればもっと冷えるんですね。

風量は強・弱・微風から選択可能。
吹き出し口が上下左右に動かせます。上下に動かせるのはポイント高い。

ただし、窓と本体の隙間がありますので、密閉度は下がります。しかし、それ以上に冷気が出ますよ～

音 少なくとも静かではない…

これは窓用エアコンの宿命。それなりの音がします。個人的には我慢できるレベルですが…しかし、数年前の機種よりは明らかに騒音低減。窓用エアコンを選ぶなら、この機種おすすめです。

そもそも、通常のエアコンは室内機と室外機に分かれています。室外機にはコンプレッサーが動いており、それなりの音もします。しかし窓用エアコンは室内機と室外機が一体化されているので、そりゃあ音出るよねと。

特にコンプレッサーの音が結構します。ゴーーーブーーーンっという音。これはどの窓用エアコンでも同じ。でもやっぱ冷風が出るから…後悔はしていませんよ。

ちなみに、このコンプレッサーが止まる時の音が、窓用エアコン最大の騒音です。どの機種も、「ガコン！」と音がします。CW-A1616はこのコンプレッサーの停止音が低減されているので、就寝中タイマーで運転が止まった時に起きてしまうことも無い…かも。少なくとも他の機種よりは断然小さいです。

お手入れ

前面パネルを外すとフィルターを掃除することが可能。これは普通の壁掛けエアコンと同じ感じ。

総評

窓用エアコンで迷っている人はおすすめです。日本製ですので、アフターケアもちゃんとしてくれるはず。ちなみに本体一年保証、冷媒回路（コンプレッサー等の重要部分）はなんと5年保証です。素晴らしい。

購入はまだそこまで熱くない5月ですが、7月になったら在庫が無くなったり値段が上がるような気がしたので、このタイミングで購入しました。夏の暑い時期にエアコン設置作業したくなかったし。