5千円前後の格安CO2(二酸化炭素)測定器がAmazon等で販売されていますが、精度が心配。
とはいえ日本製の、それこそ産業用の測定器は3万前後で手が出ない・・・
ということで、格安のCO2測定器でそれなりに使える製品の選び方を解説します。
NDIRセンサー搭載の製品を選ぼう
CO2測定に使用しているセンサーがNDIR(非分散型赤外)方式の製品を選びましょう。
二酸化炭素は波長4.26µmの光を吸収する性質があります。この性質を利用し測定するのがNDIRセンサーです。
コロナ対策でCO2濃度を測定する場合のCO2測定器の選定では、厚生労働省もNDIRセンサーを推奨しています。
参考:厚生労働省 | 冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気について(PDF)
NDIRセンサー搭載のCO2測定器はどうやって探す?
まずは、商品詳細にNDIRセンサー搭載と記載のあるものを選びましょう。
とはいえ、中国製かつ中国から発送される製品は、商品ページ記載の仕様自体が信用なりません。
おすすめは、中国製でも日本の代理店を通して販売されている製品です。
例えば下記のCO2測定器。
株式会社高昇(販売は株式会社頂点デザイン)のxmonitor-r1は、NDIRセンサー搭載です。
レビューで分解写真が公開されていて、ちゃんとNDIRセンサーが搭載されていることがわかります。
[xmonitor-r1]カスタマーレビュー
ちなみにこの製品、PTH5という型番で別のメーカーからも販売されています。
【追記】実際にxmonitor-r1を購入してレビューしました。
【追記2】日本製のUSB接続 CO2センサーを購入しました。
選んではいけない!CO2以外に、HCHO・TVOCの測定ができる製品
CO2以外にHCHO(ホルムアルデヒド)やTVOC(総揮発性有機化合物)等の有害物質を測定できる製品があります。
この製品、NDIRセンサーではなく、VOC(揮発性有機化合物)センサーを搭載しており、CO2測定の精度が低いです。
いや・・・精度が低いくらいならまだしも、そもそもCO2測定出来ない気が・・・
室内の換気が悪いと、HCHO・TVOCの濃度が上がります。この上昇率をCO2として表示しているだけだと思われます。
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