中華イヤホンメーカーKZ純正のTWS化ワイヤレスBluetoothレシーバー『KZ-AZ09』を購入したので、レビューします。
Aliexpressで中国直輸入だと2,000円ちょい、Amazonで購入しても3000円前後と、TWS化レシーバーとしてはかなり安いです。
あまり期待せず購入しましたが、結構使える!けど惜しい・・・そんな製品でした。
目次
KZ-AZ09の製品仕様
公式サイト・取り扱い説明書から翻訳。
KZ Earphones | KZ AZ09
片耳重量4.5g(イヤホン除く)で軽量
ちなみに愛用しているKZ ZS10 Proは片耳8.5g、4.5gのレシーバーは本当に軽量です。
バッテリー持ちは約6時間・専用ケースで8~10回充電可能
6時間の連続利用ができ、付属のケースで8~10回充電できます。
対応イヤホンは0.75 /0.78mmピン
KZ ZSX、ZSN、ASX、ZS10 Pro、DQ6、ZSN Pro、ZSN Pro X、その他KZイヤホンで使用可能。
2ピンの社外イヤホンも形状が合えば使用可能です。
※樹脂の出っ張りがある2ピンイヤホンでないと、接続できないと思いますが。
Bluetooth 5.2対応
※画像は機械翻訳
Bluetooth は仕様が複雑なのですが、実は規格上Bluetooth5.2だからバッテリー持ちが良い・遅延が少ない、ということはないんですよね・・・
内部の処理チップの恩恵だと思います。
対応コーデックはSBCとAAC
LDACやapt-X等の高音質コーデックには非対応です。まあこの価格ならねえ・・・
※iPhoneはAACまでの対応(LDACやapt-X非対応)なので、iPhoneユーザーなら問題無いです。
片耳のみの利用も可能
左・もしくは右のレシーバーだけ利用することも可能
レシーバーで再生・停止・曲送りが可能
曲の再生・停止・Siri起動・電話に出る事ができます。
※音量調整はできません。
その他仕様
Bluetooth範囲:15m
イヤーフック重量:4.5g(片耳)
充電ケースの重量:85g
イヤーフックバッテリー容量:50mA
充電ケースのバッテリー容量:800mA
充電:type-c端子
KZ-AZ09を開封・外観・装着。これは完璧!
今回はAliexpressで購入。
2週間かけて中国から配送されてきたので、外装がちょっと潰れていますね。
中国通販の場合、パッケージは緩衝材みたいなものですから・・・
レシーバー×2
専用ケース
type-c充電ケーブル
取扱説明書(英語・中国語)
小型軽量なレシーバーです。
充電端子に青い保護シールが張ってあります。充電する前に剥がしましょう
専用ケース。蓋の開閉でランプが点灯します。
このランプでレシーバーのバッテリー残量を確認可能です。
内側にイヤホンの緩衝材が。保護シートかと思って外そうとしてしまいました・・・
レシーバーにイヤホン(KZ ZS10 Pro)を取り付けた状態で収納・充電が可能です。
装着するとこんな感じ。メガネありでも装着感はかなり良いです。3,000円とは思えない・・・
KZ-AZ09のペアリング手順、操作について
初期ペアリング設定
レシーバーの通信の流れを図で解説。
【Aレシーバー】⇔【Bレシーバー】⇔【スマホ/PC】と繋がります。
※橋渡しをするレシーバー(親機)は左右どちらなのか確認したのですが、左右どちらも親機になることができるようです。(ランダム?)
まずはレシーバの保護シールを剥がし、充電しましょう。専用ケースに入れるだけです。
充電が完了したら、レシーバーを取り出します。
取り出すと同時に、【Aレシーバー】⇔【Bレシーバー】が自動で接続されます。
【レシーバー】⇔【スマホ/PC】の接続を設定します。
スマホのBluetooth設定画面で【AZ09】を選択するだけ。
これで、初期設定完了です
ちなみに左右両方のレシーバーにスマホの接続情報が保存されます。
そのため、片方だけケースから取り出し使用することも可能です。
通常の使用方法
充電ケースの蓋を開けると、【Aレシーバー】⇔【Bレシーバー】⇔【スマホ/PC】が自動で接続されます。
耳に装着する頃には、すでにスマホとのペアリングが完了しているので、あとは音楽を再生するだけ。
便利すぎて、有線に戻れなくなりそう・・・
ペアリングのリセット
設定がうまく行かなくなったり、片方だけ接続ができない・・・
そんなときのペアリング設定リセット手順です。
①充電ケースからレシーバーを取り外す。
②レシーバーのボタンを6秒以上長押しする(パワーオフの音声が流れる)
③レシーバーのボタンを6秒以上長押しする(赤青交互に点滅するまで)
④レシーバーのボタンを4回連続で押す(ポロロンと音がなる)
⑤充電ケースにレシーバーを戻す
これで初期状態にリセットされます。
※スマホ側の接続設定も消しておきましょう。
KZ-AZ09の音質。ホワイトノイズを感じます・・・
肝心の音質。LDAC・apt-X非対応とはいえ、AACもそんなに音質悪いものではありません(そもそもiPhoneはAACまでしか対応していないし・・・)
有線と変わらず、しっかり鳴らしてくれます。すこし解像度が下がっている気もする?
ですが・・・KZのBluetoothレシーバはどれ同じ問題を抱えていて・・・ホワイトノイズが常に鳴っています。
サーーーーーーという音が、無音でも、音楽を再生していても、ずっと鳴っています。。。
コレが気になるかは、人・視聴環境によりますね。
音楽を再生していればホワイトノイズは正直気になりませんし、屋外だと外の騒音のほうが気になります。
※ホワイトノイズは常に一定の音量なので、音楽を鳴らせば埋もれて気にならない。
再生音量を下げたり、無音が多いソースを再生しているとき(ASMRとか・・・)だと、気になります。
ホワイトノイズ、コレがKZ-AZ09の唯一にして最大の欠点です。本当に惜しい。
ワイヤレスで耳かきASMRを快適に聴きたかったな・・・
安定して通信はできる?
室内・周りにノイズがない屋外であれば、問題ありません。
ですが混雑した電車内だとBluetoothイヤホン利用者が多く混線し、数秒音声が途切れる、といった症状が出ます。
これはアンテナが小さい完全ワイヤレスイヤホンの宿命かもしれませんね。
まとめ。消耗品として割り切って、買っちゃえ!
たった3,000円で購入できるデザイン・装着感の良いBluetoothレシーバーです。
無音時のホワイトノイズが気になりますが、この価格なら許せる。
KZイヤホンユーザーは一度使ってみましょう。完全ワイヤレス、別次元の快適さです!
【追記】
AZ09の上位モデル「AZ09 Pro」が登場。AZ09と比較・レビューしました。
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