IP67の防水・防塵に対応したATOM Cam 2 (アトムカム ツー)を分解してみました。
防水防塵のネットワークカメラはどんな構造なのでしょうか・・・
目次
ATOM Cam 2の同梱品
■ATOM Cam 2本体
■電源アダプタ
出力は5V 1.0Aです。
■micro USBケーブル
防水の都合上、別のUSBケーブルを流用するのは難しい。
■壁設置用プレート、両面テープ
台座は磁石でくっつくようになっているので、金属プレートを壁に両面テープで貼り付けることにより、壁取り付けが可能になります。
・壁固定用ネジ
ATOM Cam 2本体外観
シンプルなデザインでいいですね。
台座も柔軟に動くので、設置の自由度は高いです。
USBケーブル差込口に、白い防水ゴムが仕込まれてます。
専用USBケーブルは奥まで埋め込まれます。別のケーブルを使うのは難しいかも。使用できても防水性能が下がりそうです。
いざ、分解
台座の取り外し
台座はネジで固定されています、これはコインで回すことも可能ですね。
台座は簡単に取り外すことが出来ます。三脚ネジが使われているので、ATOM Cam2を三脚に取り付けることも可能です。
前面パネルを剥がす
いきなり、難易度の高い作業です。
ATOM Cam 2は前面パネルが両面テープで貼り付けられているので、剥がします。
ガッツリと固着しているので、ドライヤーで温めながらゆっくり剥がしましょう。
力を入れすぎるとパネルが割れるので注意。
前面パネルが剥がれました。ナイトビジョン用の赤外線LEDが4つ見えます。
モジュールを筐体から取り外す
プラスネジを3つ外し、モジュールを引き抜きます。
防水ゴムにより固定されているので、前面パネルと同じようにテコの原理で・・・
スピーカーケーブルを外します。
ここまで来たら、簡単ですね。
基盤は2枚で構成されています。
左がメインの基盤
右のサブ基板にはMicroSDカードスロット・リセットスイッチ・赤外線LED
メイン基板
初代ATOM Camと似たような構成。
初代ATOM Camと同じIngenic T31
Wi-Fiモジュールも初代ATOM Camと同じRealtek 8189FTV
メイン基板 レンズ側
メイン基板レンズ側
レンズを外すとイメージセンサがお目見え
サブ基板
赤外線LEDと通知用LED。裏面にはMicroSDスロットがあります。
分解後の組み立て
最後に、元通りに組み立てました。うまくやれば傷をつけずに分解が可能です。
ただし、防水ゴムへのダメージがある可能性があり、防水性能が維持できているかは・・・・
コメント
はじめまして。
分解した状態で、レンズのピント調節(任意のピントで固定)ができそうですか?
レンズから20cm程の距離にピントを合わせたいと考えています
鳥人様
ピント調節機能自体がATOM CAM2には無く、強制的な固定も難しいかと思います。
参考までに。老眼鏡を取り付けた事例があります。
https://twitter.com/cybercyclist/status/1437750020241965056
早速のご返信ありがとうございます。
分解する自信がなので、素人にはありがたいです。
有用な情報ありがとうございました!
先日ご質問させていただいた鳥人です。
ご紹介いただきました老眼鏡を取り付ける方法を試したところ、細部まで輪郭がはっきりと確認できるようになりました。
想定以上の効果に、非常に満足しています。
ありがとうございました。