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iPhoneの通話録音アプリを使ってみた(通話録音 保存して聞く)

iPhoneの通話録音アプリ

iPhoneは通話録音機能がありません。
Appleのプライバシー保護・アメリカの州法で通話録音が禁止されていることが理由です。

AppStoreのアプリもAppleの審査に通らないため、通話録音アプリはありません。
Appleの審査に通らないのでアプリは無い・・・はずなのですが、検索してみると通話録音アプリが複数存在します。

どのアプリもレビューが荒れているのですが・・・試しに使ってみました。

最初に結論書いておきますが、プライバシー上の問題と、高額な料金が発生するため、オススメしません。

Appleの審査を回避しつつ通話録音が出来る仕組みは、グループ通話

Appleの規約で、iPhone端末内への通話録音は出来ません。
では、AppStoreで公開されている通話録音アプリはどのような仕組みで録音しているのでしょうか。

録音できる仕組みは・・・グループ通話(3者通話)です。
グループ通話は、3人以上で通話ができる仕組み。大手キャリアであれば有料オプション契約をすることにより、3人以上と同時通話が出来ます。

自分と、通話したい相手。そこに、通話録音用の番号を追加し3人で通話することにより、通話録音が可能になります。

iPhone通話録音アプリの仕組み
これなら、iPhone内で録音はしていないので、規約にも引っかからないわけですね。
録音サーバのセキュリティが気になるところです・・・

グループ通話はキャリアの有料オプション契約必須

グループ通話機能はキャリアが提供する有料オプションです。
この有料オプションを契約しないと、通話録音アプリは使えません。

au:三者通話サービス(220円/月)
三者通話サービス | サービス・機能 | au

Softbank:グループ通話(220円/月)
音声通話 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

ドコモのグループ通話オプションは・・・2010年9月に新規受付を終了しています。
ドコモでは通話録音アプリは使えません!

ちなみに、格安SIMではワイモバイル・UQモバイル・mineo等でオプション契約可能です。

【通話録音 保存して聞く】を試しに使ってみる

AppStoreで検索すると、様々な通話録音アプリがヒットします。
が、仕組みはどれも同じです。
(しかし、どれもレビュー評価が妙に高い・・・)

今回は「通話録音」で検索し上位に出てきた【通話録音 – 保存して聞く】を使用してみます。
※【注意】高額な課金が発生する場合があります。
App Store:「通話録音 – 保存して聞く」

通話録音 - 保存して聞く
評価★4.4と高いですね。

 

通話録音アプリのレビュー
レビューを覗いてみると・・・これは・・・
★1と★5のレビューしかないアプリは、高確率でステマが介入してますね。

インストール後、課金をしないとアプリを使用することは出来ません。
・7,600円/年(3日間無料)
・840円/週
のどちらかです。良い値段しますね・・・

ちなみに自動更新(サブスクリプション)の課金は、アプリを削除しても課金が続きます。

サブスクリプションの解約手順解約の際は、必ずAppStoreから自動更新の停止をしましょう。

【発信】自分から電話をかける時の録音手順

auの場合の手順です。キャリアによっては手順が異なる可能性があります。

iPhone通話録音アプリ手順1①アプリを開き、通話相手の電話番号を入力し【通話と録音】を押します。

iPhone通話録音アプリ手順2②録音サーバの電話番号が表示が表示されます。
これを押すと、この番号へ発信します。

 

iPhone通話録音アプリ手順3③録音サーバと通話が開始したら、続けて本来通話したい相手に発信します。

 

iPhone通話録音アプリ手順4④最後に【グループ通話】を押すと、録音サーバ含めた3人での通話が開始。同時に録音されます。

【着信】自分にかかってきた電話の録音手順

auの場合の手順です。キャリアによっては手順が異なる可能性があります。

着信した時の録音手順は、ちょっと難しいです。

iPhone通話録音アプリ手順5①まずは、いつもどおり電話に出ます。

 

iPhone通話録音アプリ手順6②ホーム画面に戻り、録音アプリを開きます。

 

iPhone通話録音アプリ手順7③【記録】を押します。

 

iPhone通話録音アプリ手順8④録音サーバの番号が表示されます。これを押すと、この番号へ発信します。

 

iPhone通話録音アプリ手順9⑤このタイミングで、通話相手には保留音が流れます。
ここで【グループ通話】を押すと、保留音が解除され通話再開。同時に録音されます。

これ・・・①から④まで、相手と通話しっぱなしです。
録音するためには、しばらく会話を中断しなければいけません。

録音した音声の再生

iPhone通話録音の再生1①アプリ下部に録音データ一覧が表示されています。

 

iPhone通話録音の再生2②【Play】を押すと、録音データがサーバからダウンロードされ・・・

 

iPhone通話録音の再生3③再生できるようになります。
録音品質は問題ありませんでした。

総評

iPhone単体で録音できるところは良いのですが、手間も費用もかかります。

グループ通話オプションの契約が必要(ドコモは非対応)。
アプリの利用料金は年額7,600円(突然サービス終了する可能性もあり)。
ヘルプページ等はすべて英語。

そして、録音内容はサーバに保存されますが、セキュリティ的に問題ある気がする・・・
録音データがよくわからないサーバに保存されるのは怖いです。
仕事で使うのはオススメしません。
※今回のアプリは、Madduckというトルコの企業?が運営しているようです。

 

iPhoneで通話録音する他の方法は、下記の記事を御覧ください。

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